タワマン購入時にタワマンママが考えたこと

1. 資産性が高いか

タワマンに限らず、家の購入時に最も重要なポイントの一つが「資産性」です。
高額商品を購入するとき、後悔しないためには将来の価値を見極めることが欠かせません。例えば、車を買う際にも、すぐに価値が落ちる新車より、なるべく価値が落ちにくい中古車を選びました。これは家でも同じこと。
家の資産性は、主にエリア、築年数、駅からの距離、広さなどによって決まりますが、特にタワマンの場合、眺望や階層、さらには周辺の再開発計画などが大きな要素となります。
タワマンは特に、将来の転売時や賃貸に出す場合の価値が高くなることが多いので、エリアの将来性や周辺のインフラ整備状況などもしっかりチェックしておくことが重要です。また、駅近や高層階であれば、需要も高いため、長期的に見て安心できる資産となる可能性が高いです。

2. 家族全員の満足度は高いか

資産性を重視すれば、駅から近い広い家が最も価値が高く見えますが、それだけでは家族全員が満足できるとは限りません。
我が家も、戸建てからマンションに引っ越しましたが、思った以上に手狭に感じました。それでも、今は幼児を育てているため、逆にワンフロアのコンパクトな家の方がはるかに便利です。
広さや間取りの選び方が、育児中には特に重要だと実感しています。例えば、リビングとトイレで子どもと大声で会話をしたり、お風呂から上がっておむつを用意し忘れたことに気づき、半裸で急いで別のフロアに走らなくて済むというのは、育児中に非常に大きなメリットです。
さらに、マンションの利点は、上下の移動が少なく、家の中での動線がスムーズなこと。子どもが小さいうちは、リビングや寝室が近いと、非常に助かります。
また、我が家は駅からは少し遠いですが、小学校や保育園が近いため、日々の生活の利便性は確保されています。エリア選びは、単に駅からの距離だけでなく、生活圏内の施設や学校の立地も考慮するべきですね。
結局、タワマン購入では、資産性と家族の生活スタイルがしっかりマッチすることが重要です。広さや駅近にこだわることも大事ですが、家族が本当に快適に暮らせるかが何よりも大切だと感じました。

3. 支払い続けられるか

資産性が高い物件を見つけたとしても、それを本当に購入できるかどうか、そして購入後に支払い続けられるかを慎重に考えることはとても重要です。
多くの人が、仮審査が通ると安心してしまいがちですが、実際にフルローンを組むことができても、生活費や他の支出とのバランスを取らずに購入してしまうと、生活が厳しくなりかねません。
「年収の7倍まで」「年収の5倍まで」といった基準がよく言われますが、この数字に惑わされてはいけません。たとえ融資審査が通っても、その後の支払いが家計に負担をかけることになれば、生活の質が低下してしまいます。銀行の審査は確かにゆるいこともありますが、それに乗じて無理にローンを組むと、後々大きな問題に繋がることがあるので注意が必要です。
特に、ローン返済の他に、育児や教育費、将来の貯金なども考慮して、余裕を持った支払い計画を立てることが必須です。生活に無理がないように、月々の支出をしっかり見積もり、余裕を持った返済額を設定することが理想的です。
また、今後ライフステージが変わることを見越して、例えば教育費や老後の生活費をどう確保するかも事前にシミュレーションしておくことが、安心して購入を決断するためには欠かせません。


タワマン購入において、資産性や家族の満足度、支払い能力のバランスを取ることは、ただの「良い物件を見つける」以上に重要な要素です。
家族全員が快適に過ごせる環境を整えつつ、長期的に見て無理なく生活を維持できるように計画を立てることが、タワマン購入の成功に繋がるポイントです。

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