「タワーマンションを買うのが夢だったのに、いざ住んでみたら意外と不便だった、後悔した…」
そんな声をよく耳にします。実際、私も購入後に「ここをもっと確認しておけば」と思ったポイントがいくつもありました。
この記事では、私の実体験をもとにタワマン購入前に確認すべき10項目をまとめました。これから検討中の方が、購入後に後悔しないための参考になれば幸いです。
なぜタワマン購入で「後悔する人」が多いのか
見学時は高揚感があり冷静な判断ができない
眺望や共用施設の豪華さに惹かれて、冷静な判断をしづらくなるのがタワマン見学あるある。価格やブランドに気を取られがちです。
「買えるか」ではなく「維持できるか」が重要
ローン返済額だけでなく、管理費・修繕積立金・駐車場代などの固定費が思いのほか重くのしかかることも。
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「いくらまでなら安心して返せるか」を事前に把握しておくと、購入後の家計が安定します。
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生活動線や騒音・乾燥など、実際に住んでみないと分からない要素が多い
高層階特有の乾燥、エレベーター混雑、風の強さ…。購入前に想像しにくい生活の「現実」があります。
タワマン購入前チェックリスト10項目【実体験ベース】
① 新陳代謝の良い街やマンションであるか
街やマンションにも「新陳代謝」があります。
若い世代の流入が多く、常に新しいファミリー層が入ってくる街は、商業施設や教育環境も整備されやすく、結果的に資産価値が維持されやすい傾向にあります。
反対に、高齢化が進んでいるマンションは、空室率上昇や管理の質低下につながることも。
見学の際は、エントランスや共有部分で「どんな世代が多いか」を観察してみましょう。
② エレベーターの台数と待ち時間
タワマンで最も生活の快適さを左右するのがエレベーター。
朝夕の混雑時間帯に実際どれくらい待つのか、管理人さんや住民レビューで確認しておきましょう。
通学時間はエレベータホールが人でいっぱいなんてマンションもあるようです。
毎日のことなので、必ず確認しておくと良いです。
③ 駐車場・駐輪場の出入り動線
機械式駐車場の場合、出庫に数分かかることも。雨の日や子どもの送り迎え時には手間に感じることがあります。
④ 共用施設の維持費・稼働率
「スカイラウンジ」「ジム」「ゲストルーム」など、豪華な共用施設ほど維持費も高額。
実際にどれだけ使われているのかを確認し、「使わない施設に毎月数千円払う」ことにならないよう注意しましょう。
⑤ 管理費・修繕積立金の上昇見込み
竣工時は低く設定されていることが多く、築10年を超えると上昇するケースがほとんど。
将来の家計シミュレーションに組み込んでおくのがおすすめです。
私の住むマンションも管理費、修繕積立費が今年数千円上がりました。
5千円ほど上がるなんてこともよくある話です。
管理費、修繕積立費は上がることを前提に予算を組んでおきましょう。
⑥ 収納スペース・間取りの実用性
モデルルームは家具が少なく広く見えるよう設計されています。
実際の家具配置や動線を家族で再現チェックしておきましょう。
⑦ 窓の開閉・換気性能・乾燥問題
タワマンに限らずですが、機密性の高いマンションは乾燥しがちです。
特に冬場は湿度が30%を切ることもあり、加湿器や観葉植物での対策が必須です。

⑧ ゴミ出し・宅配の利便性
24時間ゴミ出し可でも「各階」か「1階」かで利便性が大きく変わります。
宅配ボックスが混みやすい物件では、再配達の手間も増えるため要注意。
⑨ 上下階・隣室の生活音
構造(RC造/SRC造)によって防音性能が異なります。
口コミや内覧会での実体験から、生活音や子どもの足音の聞こえ方を確認しましょう。
我が家はあまりこのことを考えずに引っ越しましたが、想像以上に防音がしっかりしていて、子供がバタバタ歩いても気になりません。(流石にジャンプはしかりますが)
⑩ 売却・賃貸時の資産価値
タワマンは「眺望」「階数」「方角」で価格差が大きいです。
人気の間取り・階層を押さえておくと、将来売却や賃貸に出す際も有利になります。
我が家もリセールを考え、高層階限定で家を探しました。
購入前後でやるべき3つのステップ
① モデルルームだけでなく「実際の棟」を見学する
共用部やエントランスの雰囲気を体感すると、住んだ後のギャップを減らせます。
② 夜間・雨天・通勤時間帯など複数回の見学を行う
朝のエレベーター混雑や夜間照明など、時間帯ごとの印象をチェックしましょう。
③ 固定費シミュレーションをしておく
管理費・修繕費・駐車場代などの固定費を含めて計算し、「無理のない返済額」を把握しておくことが大切です。
まとめ|理想の眺望より「暮らしやすさ」を優先して
タワマンは夢のある住まいですが、現実の暮らしやすさをシミュレーションして選ぶことが後悔を防ぐ最大のポイントです。
この記事のチェックリストを参考に、ご自身のライフスタイルに合うかを冷静に見極めてください。
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